送受信装置

地球局の送受信装置の問題

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(問)

下の図は、地球局の送受信装置の構成例を示したものである。( )内に入れるべき字句の正しい組み合わせを、下の番号から選べ。

「衛星放送」という言葉は聞いたことがあっても、それに使われている装置って普段目にしないので、なかなかピンとこないんですよね。

一陸特取得のためには覚えるしかないのですが、正解を選ぶための手がかりは図の中にありますので見ていきましょう。

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まず比較的分かりやすいのは「A」です。

端局装置に一番近い側に配置されており、受信部の同じ側には「復調器」があります。

「復調」とは、受信側で信号波を取り出すことです。

これと逆の操作は、搬送波に信号波を乗せる「変調」でしたね。

というわけで、Aには「変調器」が入ります。

一般的に無線装置は、アンテナに近い側でドンッと増幅する作りになっています。

増幅を行うためには、前段階で色々な処理が終わってないといけません。変調もそのうちのひとつです。

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さて、これだけで選択肢が1と2に絞られました(こういうのも、マーク式問題の嬉しい点だったりします笑)。

次に見ていくのは、アンテナに一番近い「C」です。

図を見るとわかるのですが、「C」はアンテナに向かう矢印と、アンテナから来る矢印が両方通ってますよね。

となると、何かしらの信号が「C」に入った場合、送信すべきものはアンテナに渡さなければいけません。受信部に渡しては大変です。

逆に、受信すべきものは受信部に渡さなければいけません。送信部に渡したり、アンテナに返してしまっては大変です。

というわけで、両者を適切に分配していると考えられるので、Cには「送受信分配器」が入ります。

これで、問題の正解は「1」だと分かりました。

※余談ですが、Cみたいな部分は大抵、「○○分配器」とか「○○共用器」などが入る可能性が高いです。

ちなみにBも見ていきますと、これは送信部の中で一番アンテナに近いですよね。

ここの部分には先述した通り、アンテナから電波を出すために必要な電力まで、ガッと増幅する機器が備え付けられています。

つまり、「電力増幅器」です。

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最後に、送信部と受信部の処理の流れを下記にまとめます。

<送信部>
まず信号を乗せるための変調が行われ、その後、必要な周波数への変換を経て増幅される。

<受信部>
処理に必要なレベルまで軽く増幅された後、必要な周波数への変換を経て、最後に復調される。

試験でこのような問題が出てきたら、まずは空欄が装置のどこに配置されているかを落ち着いて把握するようにしてください。

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